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お知らせ

2月「年の初めにおもうこと」

2022.2.1

在園生へ

                                    幼保連携型認定こども園

                                  北海道文教大学附属幼稚園

副園長  小林  勲

 

認定こども園って一体何をメインにして生活を創っていく場なのでしょう?時間軸や空間軸などの視点から考えてみるのも時には必要でしょう。いかにも“カタイ”印象。

ザックリ園を眺めてみる。0・1・2歳児の子たちをカバーする乳児部門と、3・4・5歳児の子たちをカバーする幼児部門がある。「めばえ」「ふたば」「つぼみ」は、学齢別のクラス。「たんぽぽ」「あさがお」「ちゅうりっぷ」は、異年齢構成の“たてわりクラス”。

4月から12月までの園だよりを見ると、8人の職員による『巻頭言』。それぞれの立ち位置・経験・想い…に添って表現されている。続いて、『各月保育の重点や目標』『行事の予定』『お知らせとお願い』『給食献立表』という具合に構成されている。

保護者アンケートの集約。厳しいお叱りの言葉有。励ましもあり。改善のための提案もあり。共通する価値は、園の姿が見えてこない…情報の発信が少ない…というもの。コロナ感染症対応で窮屈な活動を余儀なくされたということは事実であったとしても、免罪符にはならない。より主体的・人間的なところから、問題の克服に向かうべき。どんな体験・経験の機会と場を提供していくのか。個々の想いの発展につながる他者へのリスペクトは大切にされているか。育ちを可能にするきっかけづくりを大事にしているか。成長・変容の姿は、少々長いスパンの中で捉え・受け止め・評価することで掴み~見えてくるもの。家庭での育ち、ご近所づきあいの中での育ち、親戚との交流、お出かけやイベント体験、様々な成功・失敗体験の中から発見したり感じたりするものをそれなりに拾っているか。自己発見・他者発見に心を砕いているか。自然の奥深さ・文化の薫りに畏敬のスタンスを持ちえたか。未来への期待感を感じたか。

ここで、ふと立ち止まり、人という視点でそれらを俯瞰する。そこで見えてくるものは、『こども~兄弟・姉妹~親~保育者たちが織りなす-共育ち-の感性が、えらく大切であるということ。このことは、9月の園長巻頭言で触れられている。

要は、行きつ戻りつしながらも、お互いに尊重しあい、学びあい、喜怒哀楽はあってもきっとよくなるよ!!くらいのゆるーいまとまりであればよいのではないか。