成長を感じた1年
園長 小田 進一
年が明けてからの豪雪に驚かされましたが、陽射しは力強さをまし、一気に雪解けも進んでいます。今年は園庭での雪あそびを満喫することができました。幸い伝染病の流行も見られませんでした。戸外で思い切り遊ぶことができることは、とても大事なことです。特に3歳児までのこどもたちは、上肢下肢の機能が発達し、それぞれの供応が身につく時期ですので、雪の中を体全体で動き回ることは、時期を得た体験なのです。
さて、幼稚園の生活は一年の締めくくりの時期を迎えようとしています。子どもたちの姿もずいぶんと逞しさを増しました。年長児つるのこ組は、さらに一人一人が自信を深め意気揚々と巣立っていただきたいものです。私たち保育者は、彼らのプライドを大いに尊重しなければなりません。卒園に近づく頃に、不意に不安が彼らを襲うこともあります。不安な気持ちもしっかりと受け止めながらも、しっかりと前を向いて歩む子どもたちに寄り添うものでありたいと願っています。
すべての園児が、一人一人とても成長したと感じさせられます。できることが増えただけでなく、心の成長がそれぞれの子なりにはっきりしてきました。どの子も、しっかりと他の人と関わり、自分自身で振り返ってみているのだということが分かります。自分の要求を少し抑えてみるとか、他の人に積極的に自分の思いを伝えるとか、困っている子の手伝いをするとか、毎日の折々にほほえましくも逞しい関わりの中で育つ姿が見られます。ご家庭では、相変わらずの泣き虫やワガママもあっていいのです。揺れ動き、行きつ戻りつしながら、子どもたちも私たち大人も育って行きます。さらに、一人一人の子の個性が発揮される日々を求め、子どもたちの存在感を大いに感じ、支えていきたいと思っています。
2月はあっという間に去ろうとしています。3月は逃げるのだそうです。本年度の締めくくりの時を、一日一日を慈しむように過ごして行きましょう。
