「はじめの100ヶ月の育ちビジョン」
主幹保育教諭 小畑 良介
皆さん、突然ですが、「はじめの100ヶ月の育ちビジョン」はご存じでしょうか。これは、令和5年12月に国のこども家庭庁が制定いたしました。「はじめの100ヶ月」は…妊娠期から小学校1年生までがとても大事だという事です。この時期の子どもたちの育ちを国民みんな(幼稚園・保育園・こども園・企業・地域・自治体・・・)で支えていこうという趣旨になっています。
この中で幼児期に大切にしたい考え方を5つのビジョンにまとめています。
1.こどもの権利と尊厳を守る
全てのこどもに権利があります。こども一人ひとりの思いや願いを大切にしていきます。
2.「安心と挑戦の循環」を通して こどものウェルビーイングを高める
こどもは、おとなとの「アタッチメント(愛着)」〈安心〉を土台として、「遊びと体験」〈挑戦〉を繰り返しながら成長していきます。
3.「こどもの誕生前」から切れ目なく育ちを支える
こどもの成長に応じた環境の変化が育ちの「切れ目」を生まないように、全ての関係者で連携して育ちを支えることが重要です。
4.保護者・養育者のウェルビーイングと成長の支援・応援をする
こどもに最も近い存在の保護者・養育者がこどもとともに育つことができるように、様々な人や機会で支えていきます。
5.こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す
こどもや子育てに直接関わりがある人も、ない人も、全ての人がこどもの育ちにとって大切な役割を担っています。
「2」のウェルビーイングは「身体的」「精神的」に幸せな状態であるということですが、もうひとつ「社会的」にも幸福でなければなりません。子どもの育ちは、地域社会全体で育てていく時代に突入しています。私たち、こども園の役割はとても重要で、今一度次世代を担う子どもたちの為に尽力していきたいと考えています。
参考までに「はじめの100ヶ月の育ちビジョン」と検索すると、子ども家庭庁のホームページから動画や資料を見ることが出来るので、是非見てみて下さい。
※アタッチメント(愛着)子どもが不安な時などに身近な大人が寄り添うことや安心感をもたらす経験をくり返すことが安心という土台を築きます。