自分でできる喜び
主幹 小 畑 良 介
子どもたちが入園、進級してから、約1年が経とうとしています。この1年間で子どもたちは色々な経験を重ねて、日々過ごしたのではないでしょうか。笑った顔、怒った顔、泣いた顔…様々な表情も見せてくれました。1年を振り返り成長した姿が思い出されます。
子どもたちにとって、こども園は初めての集団生活の場です。最初は不安なことばかりですが、毎日同じデイリーで過ごしたり、日々の保育教諭や子ども同士(仲間・友達)との関わりの中で子ども自身が安心へと変わり、少しずつ信頼関係を築いていきます。特に信頼できる、保育教諭に見守られ・支えられることで色々なことに挑戦したり、やってみようという、意欲に繋がっていきます。
小さい頃から毎日同じ生活の流れで過ごすことで、積み重なり、見通しが持てるようになってきます。0歳児クラスの子どもたちも、毎日同じデイリーで過ごすことで、次にすることが分かるようになり、「自分でやってみたい」と意欲的な姿が増えてきます。帽子や靴下を脱ぐなどの着脱から、食事の場面では自分でエプロンを持ってくる、スプーンを使って食べる等、難しいところは大人が手伝いながら、自分でできた達成感を感じられるように一緒に行なっています。「自分で出来たね」と褒められた子どもたちは、喜びと自信に溢れ、最高の笑顔を見せてくれます。0歳児クラスからの経験は、クラスが大きくなってゆく毎にたくさんの「できた」が増えていく光景を見ることができます。これからも自分でできた達成感を保護者の皆様と共有しながら、子どもたちの成長を今後も見守っていきたいと思います。