小さな社会
ちゅうりっぷ組 形浦 渚紗
景色を彩っていた紅葉も落ち葉となり、厚めのジャンパーが大活躍する時期になりました。
4月から今まで子ども達と生活していく中で、子ども間でのやり取りにほっこりしたり、感動したりすることが多くありました。4月には新しい仲間、慣れない環境の中でつるのこ組を中心にクラスを引っ張っていく姿がたくさんあり、かめのこ組とひよこ組のお友達や私自身もとても助けられていました。
それから8か月が経ち、つるのこ組の背中を追いかけるようにかめのこ組、ひよこ組も大きく成長しています。ジャンパーのチャックがなかなか閉まらず困っているお友達を見つけて「貸して!私できるよ。」と声をかける姿。お昼寝で使うシーツのゴムをコットに付ける際、一人では難しく自分と友達の分の布団を二人で協力してつけ合う姿。友達の気持ちが落ち込んでいる時には「どうしたの?ママに会いたいのかな?」と寄り添う姿。子どもの優しい気持ちが伝わるとともに、学年を問わず子ども同士の関わりが素敵だなと感じます。
そして、こども園の魅力である“縦割り保育”の良さも感じているところです。
早いもので、クリスマスやお正月も目前となりました。日々の生活の中で、「サンタさんは今私を見てくれているかな」「今サンタさんはプレゼントの用意で忙しいんだって」とクリスマスを楽しみにする言葉がちらほら聞こえてくるようになりました。子どものワクワクする気持ちを受け止め、イベントを共に楽しみながら12月を過ごしていきたいです。
ますます寒さが厳しい季節となりますが、12月もどうぞよろしくお願いいたします。