おいしい!!
つぼみ組 富岡 志津香
まだまだ暑い日が続いてますが、子どもたちは暑さに負けることなく戸外での活動を楽しんでいます。
先日、クラスで育てているきゅうりを収穫して食べました。野菜が苦手な子も食べる時には、きゅうりを見つめ、匂いを嗅ぎ、少し舐め、小さく1口食べました。「おいしい!」と言う子もいれば、苦手な野菜を食べることができた自分に「食べれた…!」と喜ぶ子もいました。
また、クラスで飼育しているカタツムリが給食に出てくる野菜と同じものを食べていることを知り、「カタツムリさんたくさん食べてるけど、本当においしいの??」と、興味を持って食べてみると「あれ、食べれた!おいしい!」と、今までなかなか口にすることがなかった野菜の味を知るきっかけとなりました。
ある日の給食では、目の前に座っている友達があまりにも「おいしい!おいしい!!」と言いながら食べ進める姿を見て、ある子が「僕も食べてみようかな…。」と、いつもは残す豆腐を口に運びました。そして、目の前で「おいしい!」と言いながら食べている友達に「おいしいね!」と声を掛けていました。
誰にでもある好き嫌い。調理法や切り方を工夫して「食べてくれるかな…?」と、期待してしまうのが大人ですが、子どもたちにとって、きっかけと言うのは色々なところに転がっています。これからもこのような小さな転機を大切にしたいと思える場面でした。