交 流 の 場
つぼみ組 星場 梨花
戸外活動をしていると虫の声や色付く木々、木の実などに気付く子ども達の姿があります。風が涼しくなって過ごしやすく、秋の深まりを感じるようになりましたね。
新型コロナウイルスが落ち着いた現在、乳児と幼児の交流が広がっています。最近では、おやつ後の乳児の部屋に幼児を招き、一緒に遊ぶ時間を設けました。初めは、大きなお兄さんお姉さんの姿にドキドキして中々歩み寄れず、担任の保育者の傍にくっついていた乳児の子ども達でしたが、お兄さんお姉さんの様子をじーっと観察し、徐々に真似をして遊んでみるようになったり、後をついていったりするようになりました。時には玩具の貸し借りで幼児に「ダメ―!」と言われて泣いてしまうこともありますが、一緒に過ごしていくことで大人との関わりで育つこと以外の、沢山の事を吸収していることでしょう。
一方で、幼児を見ていると、自分より小さい子に一生懸命に接する姿や、優しい言葉をかけながら頭を撫でて可愛がる場面がよくあります。乳児が泣いているのを見かねて玩具を持って来て、遊びに誘いかけてくれる優しさは大変微笑ましいものです。
このような子ども同士のやり取りは互いに影響し合い、大きな成長に繋がります。本園ではこれからも異年齢での子ども同士の関わりの積み重ねを大切にし、優しく思いやりのある豊かな心を持つ子に育つことを願っています。