夏の訪れと昆虫観察
つるのこ組 梅原 舞花
暖かな陽が差すようになり、戸外で遊ぶ日が多くなってきました。
公園に行くとたくさんの虫に出会う事が増え、地面をじっと見つめて探す子や、怖がりながらも近付こうとする子など様々な子どもたちの様子が見られます。
河川敷に遊びに行った時、とても大きなミミズを見つけ、子どもたちはとても興味津々に観察していました。すると年長児がミミズの身体が見えるように木の枝を使ってミミズを草むらからコンクリートの方へ移動させようとしました。その行動を見ていた年中児が「こっちの方が捕まえやすいんじゃない」と長い木の枝を探して年長児に渡していました。自分で長い木の枝を見つけきたから僕がやるんだと取り合いになりそうな場面ですが、年中児が年長児に託した姿から年長児を信頼しているのだと感じられた出来事でした。大きなミミズを怖がらず果敢に挑戦する年長児の姿が、年少・年中児にたくましく見えていたのではないでしょうか。
私たちはこのような縦割り保育ならではの子どもたちの関係性を見守り、時に保育者が言葉を掛けながら、より良い関係性を築いていってほしいと願っています。また、年長児にとって年下のお友達の見本となることや、お手伝いをすることなどが自信に繋がっていくよう関わっていきたいと思っています。