'

お知らせ

2月「雪遊びで気付いたこと」

2023.1.19

月の巻頭言

 

幼保連携型認定こども園
北海道文教大学附属幼稚園
乳児主幹 梁川 千尋

雪遊びで気付いたこと

 

春先のような気温になり、道が見えていた先週から一転、ふかふかの雪が園庭にも積もりみんなの大好きな雪遊びがたっぷりできる状況が整いました。
0歳児から5歳児までみんなで遊ぶ園庭は、こどもたちの気づきや思いやりで安全が守られています。例えば、そりで山から滑るときには各々が好き勝手に滑っては怪我をしてしまいます。『危ないからできません』と禁止してしまうのは簡単ですが、それではこどもたちの危険回避や考える力を奪ってしまいます。
「どうすれば楽しく遊べるかな」「何に気をつけたらいいかな」そういった投げかけの中で、みんなでルールを作り、身に着けていくことが、私たちが大切にしている部分でもあります。
すると、乳児さんや年少さんがうっかり山の中腹に入ってしまったりすると、年長さんは「よけてねー」「そこは危ないよ」「小さいから仕方ないよね」と自分たちなりの理由を見つけて寄り添ってくれるのです。「先生が言ってるからダメ」という理解では辿り着かない気持ちです。
0歳児がそりに乗り座っていると、どこからともなく大きい子が集まってきてそりを引っ張ってくれます。これが『ふぞくのこどもたち』の文化になりつつある今日この頃です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。