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お知らせ

7月「笑顔のバイバイ」

2021.6.21

月の巻頭言

幼保連携型認定こども園
北海道文教大学附属幼稚園
乳児主幹 梁川 千尋

4月、5月には保護者の方と離れる際に大泣きしている子がほとんどだった乳児さん。進級児であるつぼみ組の子でも、初めての場所・先生にドキドキして、イヤイヤをしたりこぼれる涙をこらえたりする姿がありました。

『元気に遊んで笑顔で過ごしてほしい』は、保護者の皆さんの共通の願いだと思います。玄関やお部屋で「行きたくなーい!」な様子がちょっぴり見られる時は、どなたも後ろ髪を引かれ心苦しい気持ちになるのではないでしょうか。

そんな中でも、だんだんと保育者と手を繋ぎ、だっこされ、涙を流さずにっこり笑ってバイバイと手を振る姿が増えてきました。朝の小さな変化ですが、確かな歩みを感じます。一人一人に寄り添い、その子の『今』の気持ちを大切にしてこの2カ月を過ごしてきました。こどもたちにとって、安心できる場所・心地よい関係に近づいているようです。これからもその時々の子どもたちに真摯に向き合っていきたいと思います。

保護者の皆様にも、にこにこ笑顔でバイバイと送り出していただければ幸いです。笑顔のバイバイが皆様と子どもたちの一日の元気の源になっていけたら嬉しいです。

まだまだ至らない部分はあると思いますが、園に慣れ、生活リズムが整い、保育者と心を通わせる瞬間をたくさん経験し…こどもたちと保育者が毎日の小さな積み重ねを共有していく中で一人一人の中に確かな【安心】が育まれてきています。

北海道の短い夏を感じられる7月のよい季節に『楽しかった!』があふれている毎日をこどもたちとさらに作り重ねていけるよう、保育者一同益々気持ちを高めています。