幼保連携型認定こども園
北海道文教大学附属幼稚園
教頭 山本 里美子
新型コロナウイルスによる非常事態宣言の中、木々の花が美しい季節となりました。こども園が開園され、2か月が経とうとしています。主役の子どもたちはもとより、保護者の皆様たちも、生活のリズムが整ってきたのではないでしょうか。
園だより5月号の『4・5月の保育』の項目に、0・1・2歳児の「新しい環境に慣れ・・」「特定の保育者との関わりを通して、愛着関係を築く」「保育者や友達と好きな遊びを楽しむ」とあります。まさに、このような姿が、実際の姿として見られるようになりました。登園時、保護者の方と別れるときは、涙が見られても、保育室の中で保育者や友達と過ごすうちに笑顔があふれ、発する言葉は少なくても、活き活きとした生活をするようになってきました。
また、3・4・5歳児は、「喜んで登園し」「進級に期待をもって日々を過ごす」「年長に進級したことを喜び、自信と意欲をもって」とあるように、1日の流れを予測でき、自分の動きを考えながら行動する姿も見られるようになりました。特に、保育者が小さいお友達を手助けする様子をよく観察している年長児は、同じように優しい言葉をかけてくれるなど、大人からの指示が中心となる生活ではなく、子どもたち同士が助け合って、毎日を楽しく過ごしたい、と考えているように見えます。
6月は、北海道の花の季節の始まり。花の街恵庭、「恵みの庭」にふさわしく、こども園での生活に小さな花たちがたくさん咲くことができるよう、さまざまに生活のアクセントや広がりをもたせていきたいと考えています。
今月も、ご協力よろしくお願いいたします。