幼保連携型 認定こども園
北海道文教大学附属幼稚園
管理栄養士 村田 貴子
すべての園児にとって、大きな環境の変化があった4月頃の給食では、残食の多い日が続いておりましたが、最近は残食も減り毎日しっかり給食を食べてくれるようになりました。
最近の“乳児クラス”での給食時間では、好き嫌いを保育者に伝える様子が見られるようになり、保育者との信頼関係がしっかり築かれていると感じています。
“幼児クラス”の給食は、ランチルームで全クラスの園児と担任が一緒に食べています。広い場所で落ち着いて給食を食べている姿は、子ども達の成長と保育者の努力が感じられます。
7月23日から東京オリンピックが開催され、幼児クラスでは、自分の好きな国旗に色塗りをして、そのお気に入りの国旗を持って歩いていると担任から話を聞きました。その後オリンピックのDVDを見て興味を膨らませ、更には、教頭先生が手作りしてくれた小さな国旗を、給食の時間にご飯にさして、「お子様ランチ風」にして食べました。
これらの微笑ましい様子から、子ども達はオリンピック・パラリンピック競技への関心と共に、大人が予想もできない様々なことを体験し、学んだのではないかと思いました。そのなかで、国や人への興味から食べ物へつなげられたら、もっと食への関心や楽しさを広げられると、子ども達から教えてもらったような気がします。
子ども達から刺激を受けて、日々の生活の中での食育の機会を大切にして、4月の園だよりに記されている園長の巻頭言にもあるように、「いっぽいっぽ」進めていきたいと思います。