幼保連携型認定こども園
北海道文教大学附属幼稚園
年長担任 富永 涼子
今年度は新型コロナウイルスの影響により多くの活動が制限されてしまっておりますが、年長児はバルーン・リレーの取り組み、自主選択活動として段階順(難易度が上がっていく直線や曲線をはさみで切る教材)や誕生会の司会など年長ならではの活動に取り組んでいます。
7月に行った年長児の遠足では、「どの道に進むか」「何をするか」と自分たちだけで相談して決め、子どもたちが主体的に活動を進めました。その経験から「自分たちで決めていいんだ!」「こんなことしてみたい!」と一人ひとりが積極的に活動に取り組むようになってきています。バルーンの取り組みや段階順の細かい作業などの少し難しい活動にも「やってみよう!」と挑戦する姿も増え、できた時にはとても満足そうな表情をしています。生活面においては年長児は園の中で1番のお兄さん、お姉さんであるということを意識しながら、困っている子を見つけると、自ら「手伝う?」と声をかける年長児らしい姿も増えてきています。
年長児として園生活を進める中で試行錯誤しながら様々なことに挑戦し、やり遂げることが自信になり、この積み重ねが自立へと向かうのです。
この半年の間でも成長が多く見られたように、園生活残りの半年となり、今後更に成長していくことでしょう。そんな子どもたちの個々の意欲、発想をそれぞれのペースに合わせながらも、集団活動の楽しさ、良さを感じられるよう残り半年も楽しみながら、子どもたちの成長を支えていきたいと思います。