'

お知らせ

1月「年末年始を迎えるときに」

2021.12.22

月の巻頭言

 

 幼保連携型認定こども園

北海道文教大学附属幼稚園

教頭 山本里美子

 

2021年が、まもなく終わろうとしています。

新型コロナウイルスとの戦いに終始する中、こども園の開園とお一人お一人のお子様と保護者の方との出会い、延期された東京オリンピックの開催など様々ことが凝縮された一年でした。

さて、そんな中で、こどもたちの成長が著しく感じたのは、私たち保育に携わる者ばかりではなく、保護者の皆様も同様だったと思います。

乳児クラスでは、体の成長(体格が大きくなった、食べることが好きになった)、運動面での成長(歩けるようになった、跳べるようになった、走れるようになった)、心の成長(自分の気持ちをいろいろな形で表現する、保育者や友達に対しての気持ちが育つ、自分に自信が出てくるなど)がくっきりとわかる時期です。

幼児クラスでは、特に人間関係が、広がり深まる時期です。保育者に助けを求めていたのが、友達同士で協力したり、考えたり工夫したりと、変化が大きかったと思います。年長児が、縦割りクラスのリーダーとして活躍する姿が、先日の発表会の活動でも顕著でした。また、年長児独自の活動である「お泊り会」へ向けて、じっくりと計画してきました。コロナ禍で時期が遅くなり、季節的な制限はあるものの、自分たちで意見を出し合い、お互いの意見を考えあうなどを繰り返して、プログラムや食事のメニューを考えました。それぞれが年長児としての自覚を促す学びのある活動になったことでしょう。

年末年始にご家族でゆっくりしたり、一年を振り返る「楽しい時」が持てた時に、ぜひ、お子さんの成長を褒めてあげてください。保護者の方の「お子さんが認められたことが実感できる言葉」は、とてもうれしいことなのです。大切な保護者から褒められっること、認められることがお子さん自身にとって、大きな自信と飛躍へと向かう原動力になることは間違いないのです。そして、「できるようになったこと」以上に「お子さんが家族として一緒にいること」が素晴らしいことだと、ご家族で認め合い喜び合える、ひと時が持てるようにお願いいたします。

最後になりましたが、一年間、たくさんのご理解、ご協力、心から感謝いたします。

皆様、よいお年をお迎えください。